下手すれば先週に続きPLAYERS TOUR ONLINE3も4も
ティムール再生が勝つ可能性もありそうな気がする。

見ている方からすれば完全に興醒めだが、他のデッキが勝ちそうな
雰囲気を感じないのだ。

結局のところ《成長のらせん》と《荒野の再生》が強すぎて、それをどう
最大限生かせるかと考えると結局今のティムール再生に落ち着く。

ティムール再生を意識したバントならばやれるとは思うが、バントは
スルタイに若干不利なところと、ティムール再生に寄せると今度は
アグロやジャンドサクリに隙を突かれる部分もあるので、結局
他の相手に星を落とし勝ちきれない可能性もある。
そもそもトライランドの恩恵を得られなかったバントはマナ基盤からして
劣っていると言わざるを得ない。

そうなるとやはりティムール再生か…となる訳だ。

そうなって欲しくはないけどねぇ…
猫トークンの謎の威圧感
猫トークンの謎の威圧感
2/2とは思えない鋭さ。これが緑の猫か。

イコリアのにゃんこはあんなに愛らしかったのに
こちらは何やら鋭い眼光…一瞬犬にも見えるし…


天使トークンは相変わらずお美しい限りです。
ティムール再生がここまで強くなった理由
ティムール再生がここまで強くなった理由
ティムール再生の大まかな勝ち筋は何か。

それは《荒野の再生》でマナを増幅させ《発展+発破》で大きな
ダメージ与えて勝利する形が主だが、これは何も最近出来るよう
になった動きと言う訳では無く《荒野の再生》が収録された
ラヴニカ回帰から出来ていた動きだ。

それが今になって何故ここまで大きな存在になったのか。

先日行われたPLAYERS TOUR ONLINE1と2(以下PTO)の
トップ8に合わせて10名を送り込んだ強さはどこにあるのか、
色々考えた末に3つ理由があると思う。


1つ目は、オーコや創案と言った強力過ぎたカードの禁止により勝手にライバルが
環境からいなくなっていった事だ。

ティムール再生の成績も禁止に全く該当しない程、影の薄いデッキで無かったが
それよりも強力な動きをするデッキが常に存在していた事、
《時を解す者、テフェリー》と言った強力な妨害カードが環境を支配していた事も
あり、『動きは派手だが安定しないデッキ』と言った評価だった。

その為、何度か訪れる禁止の候補に挙がりはしただろうが、実際の対象にはならず、
逆にライバルであったフードデッキや創案デッキは、デッキのキーパーツを奪われ
環境から退場、相棒も強すぎた為に弱体化した。

結果として何のペナルティーも受けなかったディムール再生は程なくして有利な
環境になったのだと思う。

そう言った意味ではティムール再生やランプデッキに対しても速度を遅らせる、
もしくはティムール再生を弱体化させる何かのパーツを創案禁止と相棒の弱体化に
合わせてするべきだったのかもしれない。

例えばいつ引いても殆ど腐らず、唱えた後もウーロの脱出コストとして利用できる
《成長のらせん》の様な潤滑油的なカードを無くして、ランプの安定度を下げる
意味はあったかもしれない。


2つ目は、1度は灯争大戦で足踏みを食らったもののローテ以降、
エキスパンションが出る毎に有効なパーツを得続け、急にトップメタに入る事は
無くとも着実にステップアップしてきた事だろう。

例えばイコリアでは《サメ台風》と《ケトリアのトライオーム》と言う現状4枚
採用されるパーツを得ているし、テーロスでは何よりも
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を獲得している。

エルドレインでも、各色の出来事カードや《ヴァントレス城》と言ったカードが
《荒野の再生》で土地が起きる価値をより高めるてくれ、トップ勝負の膠着状態では
大体ティムール再生側が有利になる。

と、こうした強化により主な勝ち筋である《発展+発破》で大ダメージを与えて勝つ、
だけでは無くウーロやサメで殴り勝つプランや、サイドからの《夜群れの伏兵》で
相手のサイドプランを崩しつつ構えながら勝つと言ったフラッシュ系のプランも
採用出来たりと、多彩な勝ち筋を選べる骨太なデッキになったように思う。

その結果、前環境までは苦手としていたバントランプとも互角に戦える戦力が整い
トップメタまで登って来たのだろう。


3つ目は、アグロが弱い事だ。
単に軽量クリーチャーの質が悪いだけでは無く占術土地を使わなければならない
マナ基盤にしても概ね弱く、ウーロや食物トークン、エンチャント等の効果で
ライフをついでに回復出来てしまう点もアグロデッキには厳しく結果として
序盤からクリーチャーで相手のライフを攻める様なアグロデッキは微妙と
言わざるを得ないのが現状だ。

自分自身グルールアグロを使っているので分かるが、これは間違いない事だと
思うしPLAYERS TOUR ONLINE1と2のトップ8にアグロデッキが1つもいない事も
それを証明している。

赤単アグロがある…とも思えるが、あれにしても宝剣やトーブラン、オボシュ
といったダメージを大きく増加させる手段が無いと殆どのクリーチャーは3/3で
止まる貧弱さで、最悪0/2のガチョウでも止まってしまう事もある。

自分が使っているグルールアグロにしても最近流行りの緑単アグロにしても、
序盤のマナ基盤の安定と、クリーチャーの質を上げないと動きが分かっている
相手に対しては厳しいだろう。

これに関しては明らかに今のスタンをデザインする段階から意図的に弱くしている
のだと思うが、それがどういった理由でそうなったのかは分からない。

ショックランドの影響を考慮してなのか…
MTGアリーナでの印象を良くしたかったのか…

1つの可能性として相棒カードはアグロ強化を意識していたのかもしれないが、
これも相棒カード全ての弱体化により分からなくなった。

いずれにしてもアグロが弱い事で序盤を凌げる算段が立てられれば
ティムール再生やそれに近いランプデッキ、コントロールデッキにとっては非常に
助かる事は間違いなく安定した勝利もたらすの要因の1つとなっているのは
間違いないだろう。


さて、こうして3つの理由を述べたが現状ではスタンのローテーションと共に
メインパーツである《荒野の再生》と《発展+発破》が落ちる為、次のM21の環境が
スタン環境の最後の舞台となる。

段々と強化されて今に至る状況や、環境の末期に差し掛かった今トップメタへと
昇って来た事を考えるに、今の強さは予定されたものなのかもしれないが、
現状の結果を見るに偏った強さを手に入れてしまったようにも思う。

もしかしたらまた禁止か?

などと頭をよぎったりもするが、M21のプレビューを見れば《ルーンの光輪》や
《九つの命》と言った置物で《発展+発破》での大ダメージを封じたり《漁る軟泥》
の再録でウーロやクロクサもそこまで安定して出せる環境にはならないはず。

なので、少なくとも今と同じようなデッキ構成にはならないとは思う。

ただ《荒野の再生》自体は変わらず強力なエンチャントである事に変わりは
無く、結局《荒野の再生》は形を変えてやらかし続ける可能性は
ありそうな気もするが…。

PLAYERS TOUR ONLINEは1~4まであり、昨日開催されていたのは
PLAYERS TOUR ONLINE1と2。(以下PTO)

それぞれ何が違うのかと言えば、開始時間が違う位なので、感覚的に言うと
同時期に違う地域でGPが複数開催されている…と思えば分かると思う。

さてそんなPTOだが、PTO1の初日は前の記事にも書いた通りだが、
その後二日目に進出したデータも書くと…

79名…ティムール再生 40.50% → 44名…ティムール再生 45.83%
30名…ジャンドサクリ 15.40% → 15名…ジャンドサクリ 17.71%
17名…バント ランプ 08.70% → 12名…バント ランプ 12.50%
14名…スルタイランプ 07.20% →  7名…スルタイランプ 07.29%
12名…アゾリウスコン 06.20% →  1名…アゾリウスコン 01.04%
11名…赤単アグロ   05.60% →  4名…赤単アグロ   04.14%



となっている。

二日目に進出するには9戦して5勝以上が条件なので、このデータ自体は
勝ち越せたか否かを示したデータとなる。

全部のデータを書くのは面倒なので、10名以上のデッキを書いたが
緑単アグロ3名が3名とも二日目に進出していたりするので、
詳しく知りたい方は公式へ。
https://magic.gg/news/players-tour-online-1-day-2-metagame-breakdown


そしてここからはネタバレとなるので結果を知りたくない方は注意して
欲しいが、PTO1のトップ8に残ったのは…




6名…ティムール再生
2名…バントランプ

と、かなり偏った結果となった。(内日本人2名が入賞)


何故この2つのデッキが残ったのかと言えば、ティムール再生にかんしては
単純に採用率1位の実力通り強かったからだろう。

そしてそのティムール再生に対して《ドビンの拒否権》や
《時を解す者、テフェリー》と言ったより強い対策カードを採用出来る
バントランプが残ったと言ったところだろうか。

スルタイランプは概ねバントには強いが、ティムール再生には弱く、
ティムール再生が勝ち残り続けている間は厳しかっただろうと予想している。

さて、そんな2つのデッキが残ったトップ8だが、結果はティムール再生が
優勝した。

初日から観戦していた自分としては、最悪トップ8全てがティムール再生に
なるのではと危惧していたので、バントランプが2名入った事により何とか
見れるトーナメントになったものの準決勝でバントランプ消えてしまい、
観戦意欲が落ちてしまったのは言うまでもない。

当然ティムール再生同士のミラー対戦がトーナメント全7戦中4戦も
行われる事となり決勝でもミラー対決に。
優勝した方はトーナメントの3戦全てがティムール再生との
ミラーマッチだったので如何にティムール再生が今強いのかを証明した
大会だったと思うし、バントも含めてらせん、ウーロで土地を伸ばす事が
強さに直結するランプ環境である事を大きく証明した大会だと思う。

PTO2については、時間の都合もあってあまり観戦していなかったものの、
デッキ分布はPTO1よりかはバラけたらしく、トップ8もそこそこ
バリエーションがあったらしいが結果はティムール再生の優勝と、
同じ結果となった様だ。

この結果を踏まえても、ランプの強い環境である事が裏付けられた形だ。

ちなみに優勝したのは日本人の村栄選手。
PTO1の日本人2名の入賞と合わせて、おめでとうございます。

【MTG/スタン】ミシック帯に復帰
PLAYERS TOUR ONLINEを観戦しつつ、BO3も回し
続けていたら5回目の昇格チャレンジで何とかミシック帯まで
上がる事が出来た。

今シーズンはゴールド帯からのスタートで、萎えていた
理由である《裏切りの工作員》が禁止になった事の勢いだけで
駆け上がった感はあるがともかく前の位置まで戻れた事は素直に喜びたい。

使っているデッキはグルールアグロが9割、バントランプが1割と
言ったところで、ダイヤモンド帯に入ってからはグルールアグロのみで
対戦していた。

リストはよくあるグルールアグロとそこまで変わりはないものの
流行りの緑単の要素も加えたところで勝ちだして安定した感じだ。



サイド等で墓地対策を入れようと考えていても安易に入れて良いものか
難しいのが今のスタンだ。

対策をしても結局一時的なものだと、長期戦の末にまた
肥やされて負ける事も有るし、対策カードだけを引いて勝ち筋が
薄くなってしまったり…。

なので、もう少し"使える”墓地対策が欲しかったのだが、
ようやくただの墓地対策だけに収まらない様な、構築級のカードが
再録されたように思う。


10名以上に採用されたデッキを羅列しているが、それ以下のデッキも
当然あるので気になる方は公式を
https://magic.gg/news/players-tour-online-1-day-1-metagame-breakdown

79名…ティムール再生 40.50%
30名…ジャンドサクリ 15.40%
17名…バント ランプ 08.70%
14名…スルタイランプ 07.20%
12名…アゾリウスコン 06.20%
11名…赤単アグロ   05.60%
~以下省略~

まぁこうなるよなぁ…と言ったところだろうか。

相棒の弱体化と禁止後の環境なので仕方が無いとは思うが採用率上位4つの
デッキの中の3つで螺旋とウーロが採用されているランプ環境。

サメ台風でランプする理由が更に1つ増えたのも大きいが、
アリーナでの体感がそのままデッキ分布に現れた形だ。



M21予約価格をふと見たら…
9人のテフェリーに見られてる絵がシュール過ぎた。

一瞬バグかと思ったわ…。

いつか俺の欲しいエフェクトのテフェリーどれだ?って悩む事が
あるのだろうか。

ショップでこのテフェリー管理するのたいへんそう…
昔の事だからだとか、創作物だからと言った言葉で何もしなかったり
行動を起こさない事が既に良くないところまで来ているのだと思う。

何も声明を出さないし何も動かない。

じゃあアナタの会社は差別的な会社なんですね?と解釈され
最悪その会社の従業員や家族にまで被害が及びかねない状況になっても
可笑しくはないし、WotC社にしてもプレイヤーにしても差別的な
カードゲームを作っている(遊んでいる)なんてレッテルを
張られたら完全に終わるだろう。

禁止にされたカードについては日本人からすると少し疑問に感じる様な
カードもあるし、そういった過去のカードも含めてMTGの良き文化や
歴史でもあると思ってもいる。

特に日本でTCGの大きな波を経験した30代の人にとっては思い入れは
相当あると思う。自分もそうだ。

ただ、もはやそういった綺麗事で納められる程、小さな声ではなくなって
きている状況で、今までとは違う明確な変化を提示しなくては
ならなくなった状況にアメリカの情勢がたどり着いたのだと思う。


さてここで少し問題なのは、将来的にこの禁止がどこまで広がるのか…だ。

禁止された7枚のカード以外にも差別的だと言われればそうかもしれない
カードの1枚や2枚簡単に出てくるだろうし、描いているアーティストが
差別的であれば当然、対応せざるを得ない可能性もあるだろう。

白というカラー、黒というカラーの解釈もこれまで以上にデリケートに扱う
必要性が求められることとなる。

1人のプレイヤーとしてはそれらを受け入れつつ楽しむ。これしかないだろう。

差別的なゲームで遊んでいる等と言われない為にも。MTGの未来の為にも。






6月11日までのBO3ダイヤモンド帯の対戦相手

7…ティムール再生
3…ジャンドサクリファイス
2…緑単アグロ
2…赤単(宝剣トーブラン型)
1…ボロスサイクリング
1…バントヨーリオンランプ
1…スルタイランプ
1…グルールアグロ
1…マルドゥナイトヒューマン


ティムールばっかり…



【MTG/スタン】ダイヤモンド帯に復帰
FF7REでティファ可愛い…とかエアリスがかわぃぃ…とか
ジェシーも意外と…と鼻の下を伸ばしながらプレイしている間に
すっかりランクも下がり、気づいたころには工作員で踏み倒す
動きが定着。

やる気もガクっと下がり、気づけばゴールド帯まで落ちた。

が、禁止改定によりモチベも急復活。
今シーズンゴールド帯からのスタートも久しぶりにダイヤモンド帯へ
戻って来た。

今月末にはM21が来るし、プレリや開封なんかも控えているので
月末が近づいてくる頃にはもう1つ上まで行ければ良いのだが…。

ともかくダイヤモンド帯へ勢いのまま戻れたのでホッとしている。

おいどうなってんだ…何かの間違いだろ?

流石に小道はエルドレインで出たばかりで、再録になる事自体が
意味不明なんですが…。

占術土地はローテで落ちるという理由もあるし、拡張枠で出す可能性も
あると考えると悪くは無いとは思うが小道は既に拡張枠も
使ってるじゃないですかぁ!!

エルドレインの王権と同じタイミングで落ちるのに
どーなってんの???

おじさんもうわかんない!


一旦心を整えて「まぁ仕方が無いよね」と割り切ったつもりだったが、
時間が経つごとに何かズーンと心に来る感じがじわじわと染みる感じの
嫌な感覚が確かにある。

まぁ…なんだろう…ねぇ。

占術ランド自体は悪くは無いと思う。

ただMTGAのパック開封やリアルのBOX開封で要らないレア枠が
突然5枚も誕生してしまうのはやっぱりキツイ。

まぁ考えようによってはM20でも6マナのレアクリーチャーとかが居たので
それが無いのであれば、ある意味マシなのかもしれないが…。


後は、ローテ後の2色土地がどうなるのかも若干気になる事態になった。

ゼンディカーの夜明けに何かしらのレア土地が出るんだろうけれども
占術土地をまたしばらく使う事になるのは間違いなく、なんとか
アンタップインの条件が軽い土地が来て欲しいと祈るしかない。


MTGAのヒストリック環境にてウィノータが禁止となった。
厳密には一時的な禁止なので、解除される可能性はあるが…。

まぁこの前の禁止からウィノータヤバい事の確認が取れたんでしょうねぇ…

まぁそうだよ。そりゃそうだって…。



と言う事で禁止予想は遅れて全問正解!スゴーイ(たてがみサーバル)

はぁ…
6月10日までの禁止後BO3プラチナ帯の対戦相手の分布をメモ。

6…ティムール再生
5…赤単(宝剣トーブラン型)
5…ジャンドサクリファイス
3…ティムール出来事
3…エスパーヨーリオンコントロール
3…スルタイランプ
3…バントランプ(ヨーリオン型2、純正型1)
2…アゾリウスヨーリオンコントロール
2…エスパーPWコントロール
1…赤単(災厄の行進型)
1…赤単(チャンドラ大好き)
1…バントヨーリオンコントロール
1…ジェスカイヨーリオンコントロール
1…シミックフラッシュ
1…謎の4C
1…ナヤウィノータ
1…アゾリウス飛行
1…ボロスサイクリング
1…ラクドスナイト
1…ラクドスルールス
1…シミック変容
1…セレズニアエンチャント


10日の夜にダイヤモンド帯へ上がったので次はダイヤモンド帯で
新たにカウントを始めます。
【MTG/スタン】チャレンジャーデッキの功罪
4月、日本中が自粛している中でひっそりと
発売されたのが4種類のチャレンジャーデッキ、
『火炎の連携』、『最後の出来事』『行軍の猛攻』、
『刹那の蛮行』だ。

そのまま使うには若干足りないものの、色々な
デッキレシピ等を見てパーツを揃えれば普通にMTGAでも
よく見るデッキは作れるし初心者や復帰する方は、
まずこれを買ってからスタートするのが
コスパ的にも最も優れていると言って良いと思う。

また経験者や自分の様にたまにリアルもかじるユーザーから見ても新しい
デッキを触るきっかけとしてはかなり良い素材でありパーツ取り
としても優秀。広く買って損の無い良い商品だと思う。

ただ1つ残念なのはその中の1つである『火炎の連携』と言う恐らく4種類の
中で最も人気のあったチャレンジャーデッキが先日の《創案の火》禁止に
より、機能不全になってしまった事だ。

恐らくチャレンジャーデッキをその場で開けてカジュアルな大会に参加する
位は許されるとは思うが、使えないカードがメインに4枚も採用されている
デッキは流石に今後を考えるとお勧め出来ない。
なのでもし買うのであればそれ以外のデッキを購入する事をお勧めしたい。

ちなみに、個人的な評価としては…

とにかく殴って攻めたい派…『行軍の猛攻』
攻めて守ってのバランス派…『最後の出来事』
友達がキレても気にしない…『刹那の蛮行』

と言ったところだろうか。


さて、こうした初心者や復帰者に対して手厚いもてなしとなる
チャレンジャーデッキだが、既にカードを所有している人にとっては
不満が募る時期でもある。

例えば4月に出たチャレンジャーデッキの『刹那の蛮行』には
エルドレインの王権でオーコ禁止以降トップレアだった《厚かましい借り手》
が1枚採用されていたが、採用の発表がされた翌日から買取の値段が一気に
下がった事は言うまでもない。

昨年10月4日に発売されたエルドレインの王権から約4か月後の2月中旬に
公式からチャレンジャーデッキ発売の告知とそのデッキレシピが発表されたの
だが、所有していた人からすれば結構なダメージだ。

環境に淘汰されて価値が下がるならまだしも、公式から確定で手に入れる事が
出来る構築済みデッキを市場に供給され価値が下がると言うのは、どうも
納得できないと言うか腑に落ちない事だろう。

ただ初心者や復帰者に向けて定期的にこの様な構築済みデッキは供給され
続けるべきだと思うので、気持ちの持ちようとして一番良いのは
もう気にしない事だと思う。

欲しかったから購入しこれからも使い続ける予定なので手放す理由もない。
なので価値が下がっても気にしない…と言った考えだ。

ただそうは言っても急に価値が下がるというのは何か損をした様な感覚に
陥る人もいるだろうし、どこかのタイミングで買い取って貰う予定だった
人からすれば完全に売り時を逃した事にもなる。

その場合はチャレンジャーデッキ発売に対して備えるしかない。

昨年2度発売されたチャレンジャーデッキだが、今年はまだ1回。
今年も2回目が出る可能性はあると思っている。

記憶にある方も多いと思うが昨年11月8日に発売された日本限定
チャレンジャーデッキ。《世界を揺るがす者、ニッサ》《繁殖池》
《ハイドロイド混成体》と言った今でも使われ続けているレアカードを
多数収録した『大地覚醒』や『詠唱乱舞』が出たタイミングがソレにあたる。

もし今年も発売するのであれば、それに備えて行動しようという事だ。

昨年の日本限定チャレンジャーデッキの発売の告知が9月末に出されたので
その辺りのタイミングで元々売る予定だったスタンの高額なカードを
買取に出しておくのも悪くは無い。

もちろん闇雲に何でも売ってしまってはデッキが破綻してしまうので
ある程度予想をしつつ…だが。

個人的にはもし出るなら《自然の怒りのタイタン、ウーロ》か
《死の飢えのタイタン、クロクサ》のどちらかを目玉とした
チャレンジャーデッキが発売するのではないかと予想している。
(もしくは両方)

理由は単純に欲しいと思う位の商品を出すと考えるならそれ位のもの
じゃないとダメだろうと言う理由と、出るなら順番的にテーロスのレアか
神話レア辺りと予想しているから。

昨年の内容を見ればウーロやクロクサを1枚入れてきてもおかしくはない。

なのでこれに備え8月の末頃に買取に出すか、もしくは使い倒すかを決め
その時に備えると言った感じだろうか。

まぁ一番は頻繁に出ないと分かる事がもっとも安心する材料なのだろうが。



M21のコレクターブースターを予約。
結局ウィザースの魂胆にまんまとやられましたょ…

初めてのコレブなのでワクワクしながら到着を待ちたい。
2000円のパック剥くって子供の頃には想像もつかなかったな…


さてアリーナの方はとりあえずバントランプ等で潜っているが大体
テーロス環境+サメ台風といった感じがする。

11戦して一番多く当たったのが、宝剣トーブラン型の赤単。
ついでティムール再生か。

もう少し色々試したい。
基本セット2020の内容から推察して、2021もそこまで期待感を
持って買う程でも無いと呑気に構えてたら
何だか購入意欲が湧いてくるカードがかなり来ちゃいましたねぇ…

もちろんそうなって欲しいと思わせるだけの弾を用意しての
プレビューだと思いますが…。

再録カードも今日のプレビューの段階でそこそこ強いし、こりゃ
今回こそはプレリ参加は確定。

あとはBOXをどれ位買うかだけれども、それにしても今回のリリアナさんも
美しいですねぇ…

6月1日、スタン、ヒストリックでの禁止(ヒスでは一時停止)と
『相棒』のメカニズムの変更についての告知がなされた。

前の記事で相棒について書いたので今回は、スタンの禁止についての感想だが
禁止にされたのはご存知の通り《創案の火》と《裏切りの工作員》の2枚。

まずは《創案の火》についてだが、このカードに関してはいつ禁止に
指定されてもおかしくないカードだと思っていた。

今回のヨーリオンルーカファイアーズの件もそうだし、
以前のケンリス王と騎兵が採用された形でもそうなのだが、
とにかく5ターン目に5マナの呪文を5マナ浮かした状態で連打する
動きは強すぎたと思うし、そりゃカードプールが増えれば増えた分
その強さも凶悪になるのは分かり切っていた事。

なので今回の禁止は、全く持って当然の結末だったと思うし、禁止にする
くらいならもう少し踏み倒せる条件を厳しくしても良かったように思う。

加えて今回の相棒のルール変更も《創案の火》禁止の背中を押す形と
なったと思う。

《創案の火》が着地さえしてしまえば簡単にテンポ損する事無く
手札に加えるために必要な3マナを捻出出来るからだ。


次に《裏切りの工作員》についてだが、これに関してもある程度予想していた
通りなので驚きは無い。

色々な意見を見るに7マナの《裏切りの工作員》が禁止になる訳が無いと
言った意見も多かったが、とにかく《裏切りの工作員》については
使われて不快で、自分が使っても不快だった。

ギブ宣言をした理由も(翌日撤回したが)環境がコイツばっかりに
なってしまいもう限界点を迎えたからだった。

単にキーカードを奪われるのも辛いが、最速で動かれて特定の土地を
狙い撃ちされ、こちらの行動を制限する動きが勝負としての駆け引きすらも
出来ないどうしようもない状態に陥る。

相手の土地が減る事で行動を制限し、相手の使える色を限定させて
使える手段も制限する。

加えて自分は奪った土地でマナを伸ばして手札に来た不要な
《裏切りの工作員》を素出し出来る体制も整える。

そうなってしまうと、もう何がこような無理。どうにも出来ない場が
作られてしまう訳だ。


最後にヒストリックについてだがこちらに関しては、
《軍団のまとめ役、ウィノータ》が禁止になるだろうと思っていたので
スタンと同様のカードが禁止になった事には驚いた。

確かに《裏切りの工作員》が禁止になり、弱体化はしたが
それでもヒストリック環境のウィノータはとてもまともな動きとは
思えない動きをする。

勝手な憶測だが、運営としてもヒストリックについてはそこまで環境を
注視していなかった可能性はあると思う。

アリーナの主戦場はあくまでスタンでありヒストリックについては
アリーナだけのごく限られた構築環境だからだ。

当然人員としてもそこまで割く程では無いし、とりあえずスタンと
同じようにしておけば良いかな程度だったのかもしれない。

何にしても、ウィーノータが嫌ならばしばらくの間ヒストリックは
回避する…で良いと思う。


6月1日、スタン、ヒストリックでの禁止(ヒスでは一時停止)と
『相棒』のメカニズムのルール変更についての告知がなされた。

内容については公式HPや前の記事を見て欲しいのだが、簡単に言えば
スタンとヒストリックは《創案の火》と《裏切りの工作員》の2枚が
禁止となり、相棒については直接唱える代わりに、
ソーサリータイミングで3マナを支払いサイドから相棒カードを
手札に加える動きが追加された。


さて、本題の今回の禁止制限改定について感想を書きたいと思う。


まず相棒のメカニズム変更について。
こちらに関しては、ある程度の弱体化はしたもののスタン環境下に
置いては、まだ工夫をすれば使えるレベルに落ち着いたように思う。

単純に相棒カードとしてではなく優良カードとして採用する手段も
残されているので、まだ使える余白はあるように思う。

ただこの3マナを支払う事のデメリットがより大きい相棒カードと
そうでもない相棒カードが存在するのはどうなのだろうか…と
思ったりもする。

例えば《獲物貫き、オボシュ》に関しては、今までと同じようなデッキを
組む事は難しく《エンバレスの宝剣》や《朱地洞の族長、トーブラン》を
抜いてまで採用する意味が無くなったようにも感じる。

一方で《深海の破滅、ジャイルーダ》は元々相棒として採用しつつ
通常カードとしても採用出来ていたので、3マナを支払う事でデッキそのものが
崩壊する事は無く、そこまで厳しいデメリットにはならない様にも思う。

3マナ追加で支払う変更で、相棒が絶滅するのか。それともまたデッキを
変化さえて生き残り続けるか。

正直今は分からないが、ともかく相棒カードが一様に弱体化した事は
事実であり今後の環境を注視しつつ、自分も改めて相棒カードを使って
確かめたい思う。


それにしても、イコリア発売後からこれまでの『相棒』カードの活躍は
恐ろしいものであった。

スタンはおろか瞬く間に全フォーマットで活躍し、これまでの既存のデッキを
過去のものとしたのだから。

何が原因でこうなったのか。
個人的には「確実性が高く強すぎた」この言葉に尽きる。

キーカードを4枚積んでも全く引けないカードも普通にあるし、占術や
ドローで掘っても全く引けない事もある。

それも含めてのTCG。それで負けてもTCGなのだ。

しかしこの相棒カードはマナさえ用意出来ればサイドボートの枠を1枚
使うだけで必ず唱える事が出来る為、『引けない』というTCG特有の
根本的なデメリットが存在しない。

存在しないという事はソレを戦略として活かせるデッキが強いのは当然である。


新しい環境を迎える度に強いカードや構築意欲が湧いてくるようなカードを
ユーザーは常に欲している。
なのでそういったカードを世に出した事自体は間違ってはいない。

ただあまりにも確実性が高く、どう『相棒』を組み込むかを前提とした
MTGになっていたと思う。

そう言った意味では今回の相棒の追加の措置は仕方が無かったとは言え、
実際に出す前に止められなかったのだろうか、WotCのデザインチームは
機能しているのか。

そういった事も考えざるを得ない今回の相棒のメカニズム変更となった。



長くなったので、禁止についてはまた別記事で。

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